【夢小説のため注意事項】 このサイトではTVXQ ユノ・チャンミンをイメージしたお話です。 もちろん全部妄想であり現実とは一切関係ございません。 ユノと恋に落ちつつチャンミンにも誘惑されるお話です。 最終的には夢じゃない方向へ行くかもしれないのですが ここで書く分には幸せな結末にできたらいいなと思います。 下記「名前入力部分」にお好きなお名前を入れて、読んでみてください! ランキングに参加しています。 応援よろしくお願いします。

2015年03月04日

Destiny 320

帰したくない。渡したくない。名前は。
俺のものだ。ものという言い方は好きではないけど。・・・そう、恋人だ。俺の恋人。
チャンミンの恋人じゃ、ない。
記憶をなくした隙に、名前を掠め取ったのなら。
俺が帰してもらったって罪にはならないはずだ。チャンミンを、最愛の弟を傷つけても。
俺は、名前が好きだ。名前を、愛してる。

・・・だけど。
それを決めるのは俺じゃない。チャンミンでもない。選ぶのは、名前だ。そして。
選ばれなかった人間は、ただ諦めるしかない。
名前はもう覚悟を決めているのだと思う。自分を求め追いすがる男に、チャンミンに、その身を預けると。
だから最後に俺に、会いに来たんだ。

ついさっきまで抱いていたあたたかな、柔らかな体。俺の大好きな。
俺を癒し、温かくも冷たくもする、ただひとりの女(ひと)。

わかってる。お前を差し出せば、全てが丸く収まるわけじゃないことも。
お前がそれを望まないことも。

この腕の中でさっきまで熱を貪りあったその体が。
ドアの外へ。

・・・消えて、いく。


posted by mizuki at 22:56| Comment(0) | Destiny | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月18日

Destiny 321

■Side-C:チャンミン

名前がユノの腕の中で抱かれ喘いでいることを考えるだけで。
胸が焼け付くように熱い。苦しい。
あいつを掠め取ったのは俺だ。それはわかってる。わかって、いても。

その夜、名前は帰ってこなかった。もしユノといるなら、取り返したい。
ユノだってもう、名前が俺のものになっていると分かっているはずだ。それなら、なぜ名前をまた俺から奪い返そうとするんだ。
電話しないようにずっと我慢してた。抱かれながら電話に出られたりしたら、立ち直れない。
明日は仕事だ。日付を越える前に確認しておきたかった。ユノとは明日も会わない。だからこそ。
電話をかける。一度かけてしまったら、出るまでかけずにはいられなかった。

何度かけても、名前は電話に出なかった。留守電に切り替わることすらなかった。避けられているのか。ユノと、いるからか。疑念は確信になり、確信は嫉妬に、嫉妬は憤怒となり俺をがんじがらめにする。我慢などできるはずもなく、だからといってどこにいるかもわからないふたりの寝室に踏み込むことはできず、俺は。
ユノに電話をかけた。

名前は、どこにいる」
「・・・帰ったんじゃ、ないのか」
「どこへ帰るっていうんだ」
ユノはしばらく沈黙してから、声を絞り出すようにつぶやく。
「お前の、ところだよ」
しらじらしい。俺の女を抱いておきながら、よくもぬけぬけと。
でもきっとユノも同じことを思っているはずだ。口に出すことはできなかった。
「まだだ。まだ・・・帰らない」
まさか。いやな予感が頭をよぎる。
あの事故のようなことが、また、起きたら。俺のそんな思いを知ってか知らずか、ユノは深いため息をつく。
「俺と名前が会うのはきっと今日が、最後だ。はっきりと聞いたわけじゃないが、そう感じた。だから止められなかった」
「何の保証もないことを言うな」
「できることなら帰したくなかった。でも、誰のそばにいたいか、それは名前が決めることだ。俺たちが決めることじゃない」
「・・・だから、帰ったって言うのか。俺の・・・ところへ」
「俺はそう思った。いずれどういう形であれ連絡がくるはずだ。信じて、待てよ」

ユノの言葉にはもう、諦めが含まれていた。諦めというよりは、愛すればこそ相手の幸せを考える深い慈悲のような響きが。
それがあなたの、愛し方なのか。
俺は今すぐ名前を捕まえて不実を罵ってメチャクチャに抱きたい、のに。
posted by mizuki at 21:55| Comment(0) | Destiny | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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